=================== 配付物の形式 =================== FreeBSDを配付するときの典型的なディレクトリ構成はこのような感じです。: ABOUT.TXT bin compat3x games proflibs HARDWARE.TXT compat1x info src tools INSTALL.TXT compat20 dict manpages packages README.TXT compat21 crypto doc RELNOTES.TXT compat22 floppies ports XF86336 もし、CDROM,FTPあるいはNFSでこのディレクトリからインストールするときは フロッピーのディレクトリーから1.44MBのブートフロッピーを作り (どのようにして作成するかの説明はfloppies/README.TXTを参照のこと) 作成したフロッピーを用いて起動し以下の指示に従いさえすれば良いです。 残りのインストールに必要な情報はあなたの選択に基づき自動的に設定されます。 もし、あなたがFreeBSDをこれまでにインストールしたことが無いのなら、 インストールの説明書であるINSTALL.TXTファイルを読むべきです。 もし、あなたが上記で述べた方法以外のインストール方法を試す、あるいは 配付物がどのように構成されているかに関心を持っているなら、 下記は各々の要素(ファイルやディレクトリー)についてより詳しく知るための ほぼ完全な説明書きです。 1. TXT拡張子のファイル(*.TXT)は明らかに資料を含んでいます。(ちなみに、 このファイルはLAYOUT.TXTです)そして、インストールをはじめる前に 読んだほうが良いでしょう。 2. XF86336ディレクトリーにはXFree86プロジェクトの3.3.6リリースがあり、 XFree86の配付物が入った一連のgzipで圧縮されたtarファイルにより 構成されています。 3. bin,dict,crypto,doc,games,info,manpages,profilibs,srcディレクトリーには FreeBSDの基本的な配付物があり、ディレクトリ内の各々ののファイルは フロッピーに入れることが簡単に出来るように小さなファイルに切り分けて あります。 4. compat1x,compat20,compat21,compat22,compat3xディレクトリーには 古いリリースとの互換を保つための配付物があり、一つのgzipで圧縮された tarファイルにて配付されています。これらは公開された時以降、各々の 配付物についている`install.sh'スクリプトを実行することにより インストールすることが出来ます。 5. floppiesディレクトリーにはフロッピーインストールのイメージファイルがあり、 floppies/README.TXTファイルはそれらのイメージを使う上でのさらなる情報を 得るために読んだほうが良いでしょう。 6. packagesディレクトリーとportsディレクトリーにはFreeBSDのpackagesとports collectionsがあります。packagesは``/stand/sysinstall configPackages'' というコマンドを実行する、もしくはpackagessディレクトリーにて pkg_add(1)コマンドを各々のファイル名を引数として実行することにより packageのディレクトリーからインストールすることが出来るでしょう。 7. 最後に、toolsディレクトリーにはディスクのジオメトリーを見つけるツールや ブートマネージャーをインストールするツールなどの様々なDOSツールがあります。 このディレクトリーは全くのオプションであり、利用者の利便性のためにのみ 提供されています。 典型的な配付ディレクトリーの内部はこのようになっています。 (配付物のinfoを一例として用います。) CHECKSUM.MD5 info.ab info.ad info.inf install.sh info.aa info.ac info.ae info.mtree CHECKSUM.MD5には各々のファイルのMD5シグネチャーが記されており、 データの変造に気付けます。CHECKSUM.MD5は全くの参照用です。 CHECKSUM.MD5は実際のインストールには用いられませんし、そのほかのファイルと 一緒にコピーする必要もありません。info.a*ファイルはgzipで圧縮され、分割された tarファイルですので、下記のようにすることにより構成要素をみることが出来ます。: cat info.a* | tar tvzf - インストールのときには、インストールプログラムの手続き呼び出しにより これらのファイルは自動的に連結され取り出されます。 インストールプログラムが配付物を連結し取り出すときにどれだけの要素を 見ないといけないかを算出するために参照するのでinfo.infファイルもまた 重要なファイルです。フロッピーに配付物を置くときには各々の配付物を入れた フロッピーの一番はじめのフロッピーに.infファイルが*なくてはいけません*!! info.mtreeファイルは利用者が参照するために提供されたもうひとつの 重要でないファイルです。info.mtreeには*展開された*配付ファイルの MD5シグネチャーが記載されていて、mtree(1)プログラムによってインストールが きちんと行われたか検査し、MD5チェックサムを調べることによりあらゆる 改造の可能性をしらべるのに後々使われます。配付物binに対して使われたときは、 あなたのシステムへのトロイの木馬攻撃を見つける優れた方法となることでしょう。 最後に、install.shファイルはインストール後にディストリビューションを インストールするのに使われます。システムをインストールした後に配付物infoを CDROMからインストールするには例えばこのようにします。: cd /cdrom/info sh install.sh これがやるべき全てのことです!各々の配付物には各々のinstall.shファイルが この目的のためについています。